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翻訳記事3:光の必要性:あなたの鳥はUV(紫外線)不足かも? by Pamela Clark

Pamela Clarkさん(獣医師、行動コンサルタント)が2週間に1回発行しているニュースレターの翻訳をさせていただいています。

アメリカでのやり方が100%正しいと言うことではないと思っています。記事を通じて、各ご家庭での環境や生活リズムの中で、様々な性格の鳥さんたちにとって何が最適な暮らしでありどうやったら鳥さんのQOL(生活の質)をあげられるのかのご参考にしていただきながら各ご家庭で応用していただけましたら幸いです。

*フルスペクトル(フルスペクトラム)ライト、スパイラルライト、トルーライト(トゥルーライトと書かれている場合もあり)、バイタライトという名称で日本では販売されています。

Pamela Clarkさんのホームページ

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『光の必要性:あなたの鳥はUV(紫外線)不足かも?』 2018.6.5 私はHarpoという名前の20才になるオオキボウシインコを飼っています。最近、我が家に友人数人がやってきて、Harpoの外見に感嘆の声を上げていました。友人もオオキボウシインコを飼っているのですが、Harpoのように色が鮮やかではないと言うのです。Harpoの羽の色はとても明るくて鮮明な色をしています。

↓通常の室内の光の下のHarpo

通常の室内の光の下のHarpo

私が思いつく、そのような違いを生み出している要因は、屋外にある鳥舎で定期的に過ごさせていることくらいでしょうか。私はいつも鳥たちを屋外の鳥舎で過ごさせることの重要性を強調してきました。しかし、私の友人のリアクションを見て、このメッセージを違う方法で広めていく決心をしました。 鳥たちには室内では特別な照明を使うこと、あるいは自然光が必要だという情報は真新しいことではありませんね。何年もフルスペクトルライトが推奨されてきました。でも、、、フルスペクトルライトは本当に鳥たちのニーズに合っているのでしょうか。ここでは、なぜ鳥には紫外線にさらされる必要があるのかだけでなく、他の選択肢についての思慮に満ちた議論をお伝えしたいと思います。願わくば、この情報があなたの鳥の健康を守るだけでなく、費用対効果の面で適切な照明を提供するための価値ある手助けになることを願っています。

なぜ自然光は鳥にとって重要?

自然光は光の質を議論する時によく持ち上がる事柄です。自然光は紫外線を含む広いスペクトル(波長による分布)から構成されています。私たちの家庭で使われている通常の照明は、この議論の目的においては自然光として定義することはできません。 私たちのコンパニオンバードが自然光の中で紫外線の部分が特に必要な理由が3つあります。⑴ビタミンDの合成と吸収を促進させる、⑵UV(紫外線)欠乏に直接関連する疾患を予防する、⑶全体的な健康と生活の質を向上させる。(Becker 2014)

UVライト、ビタミンD、そして鳥

鳥も人も両者にとって栄養素の吸収を助け、代謝プロセスを促進するために十分な量のビタミンDを必要とします。カルシウムを吸収するためにはビタミンDが不可欠です。もし、鳥がビタミンD欠乏症になってしまうとカルシウムも欠乏してしまうことから長い時間をかけて苦しむことになるでしょう。この結果、卵塞症、軟状卵、骨折、発作を引き起こす可能性があります。 また、心臓、筋肉、神経の正常な機能を維持するためにも適切なカルシウムレベルが必要です。(Ritchie, Branson and Harrison, Greg 1997) ヨウムは低カルシウム血症(低カルシウムレベル)になりやすいです。しかしながら、このカルシウム欠乏症は、ますます低いビタミンDレベルの結果であると考えられています。 ビタミンD欠乏症は、「stargazing」として知られている鳥類の病気に関係しています。また、ビタミンD欠乏症は、コニュアブリーディングシンドローム(Conure Bleeding Syndrome)やいくつかの種類の癌に関与していると考えられています。(Becker 2014)

ビタミンDのための3つのオプション

ビタミンD3のより活性な形態への前駆体は、食べ物から得ることができます。特定の食べ物は他のものよりも良い供給源となります。しかし、鳥にとって十分なビタミンD3を得るために、食べ物からの摂取は最も効率的な方法ではないでしょう。 私たちは、鳥がこの栄養素を食事からどの程度うまく吸収するのか判りません。これは、鳥たちが自然の日光にさらされることによってこのビタミンを合成する素晴らしい能力を進化させてきたからです。このような能力があるから、鳥はビタミンDを食事から吸収する能力を低下させてきた可能性があります。このことから発見されるべきものがたくさんあり、現在までに種に固有のニーズは確立されてきていません。 ほとんどの鳥種は、腰あたりに尾腺を有しています。尾脂腺と呼ばれ、脂肪性の油性物質を滲出させます。(ボウシインコやある種のコンゴウインコにはこの尾脂腺は存在せず、皮膚をさらすことによってビタミンDを得ると信じられています。) この腰からの分泌物には、太陽の紫外線にさらされるとビタミンDを生成する化合物が含まれています。鳥は紫外線源からの光の下で羽繕いをするので、羽繕い中に作られているビタミンDを摂取します。この化合物は肝臓でより有用な形態のビタミンD3に変換されます。 また、鳥は目を通してビタミンDを吸収します。(Becker 2014)人間の目は紫外線を取り除きますが、鳥の目はそうではありません。鳥の目は赤、緑、青の光だけでなく、UV光も吸収します。鳥類は、ハーデリアン(Harderian)腺と呼ばれる網膜周辺にも機能があります。これは、網膜へのUV光の吸収を助けます。さらにこの腺は、呼吸や換羽、昼夜のサイクル、場合によっては移動(移住)を調整するために、松果体および下垂体線と繋がっています。(Becker 2014)鳥の代謝と全体的な健康は松果体と下垂体によって調整されるので、鳥は定期的に紫外線に十分に接触することが不可欠なのです。食物源が十分であると見なすことはできません。

生活の質

FS(フルスペクトル)ライトの健康上の利点に関する優れた文書がありますが、生活の質に関する他の要因にどのように影響するかについての情報はほとんどありません。これは、研究を通じて文書化することは明らかに困難です。私たちは、鳥たちに光を提供する人たちからの事例情報に頼らなければなりません。Becker博士は、紫外線の光に接触することで、以下を改善すると報告しています。 ●羽の損傷行動 ●みすぼらしい羽毛の質 ●器官機能不全 ●免疫学的障害 ●気分や気性の悪さ 私は、最後の主張に関しては絶対に真実だと信じています。私は朝と夕方に、5羽の不機嫌で、怒りっぽくて、退屈そうな鳥たちを日差しの中に連れて行き、連れて帰る時には5羽のリラックスしたハッピーな鳥たちになっています。それは魔法のようです。屋外で過ごした後に、私たちがより良い幸福感とリラックスした気持ちを体験するように、鳥たちも同じなのです。

それは必要なものであり、欲すものではない

特定の種類の照明を積極的に提供する必要性に関しては、争点にはなりません。室内でフルスペクトルライトを浴びないか、屋外の鳥舎で太陽光を浴びることができない鳥は、病気や生活の質の低下のリスクがあります。処方された食事と私たちの家庭の自然光では十分ではありません。「全体的に、UVライトの利点は、全てのコンパニオンバードがある程度さらされなければならないことを正当化している。」(Wade 2009)これにより、私たちはフルスペクトルライトと自然の太陽光についての議論に速やかに移行できます。鳥たちの光の必要性のために、どのように提供したらいいのでしょうか。

フルスペクトル電球

紫外線スペクトルは、UVA, UVB, そしてUVCの3種類の光から成ります。鳥や爬虫類はUVAの波長を見ることができますが、私たち人間は見ることができません。(Wade, Laura 2009)UVAの部分はつがいを選んだり、熟した食べ物を識別したりする際に鳥の手助けとなります。ビタミンDの代謝を助けるのはUVBの部分です。UVCは地球の大気によってろ過されるので気にする必要はありません。

窓ガラスや細かいメッシュの網戸の網は紫外線スペクトルのUVB部分をカットします。従って、窓から入る太陽光は、あなたの鳥の健康を守ることはないのです。(窓ガラスはUVA線がカットされません。そのため、日光が窓から入るとカーペットは時間の経過とともに色が褪せていきます。) もし、あなたがFSライトを使ってみようと考えているなら、あなたが知っておかなければならないことが6つあります。フルスペクトルライトについて本当の真実を知っている人はほとんどいません。これらの電球を販売している業界によって提供される印刷物には多くの誤った情報が掲載されていたり、情報が不足しています。印刷物に載せてある情報のほとんどは、爬虫類の使用から当てはめたものであり、それは不適切な内容です。爬虫類と鳥類とでは、照明と食事の必要性が異なります。(Thrush 1999)これはあなたが知る必要があるものです: #1: "フル"スペクトルという言葉は混乱を招いてしまいます。この説明文は、製造者が紫外線を放射していなくても電球を宣伝するために使用することができる言葉です。これらの製品では、フルスペクトルという用語は、放射される光の範囲が人間の目に見えることを単に意味しています。これらはUVAを放出することがありますが、あなたの鳥が必要とするUVBは放出しません。あなたは鳥のためだけに製造された特殊な電球