<鳥さん個別相談・飼い主さんの声5>ちえちゃん・文鳥|キャリートレーニング
『鳥さん個別相談』をご利用くださった飼い主さんの声をご紹介いたします。
鳥さんにトレーニングを行う上で、応用行動分析学に基づくトレーニングの原理は同じでも、鳥さんや飼い主さんの性格・生活リズムによって、それぞれに合ったアプローチ法をあてはめていく応用力が必要となります。そこで、さまざまな鳥さんや飼い主さんの取り組みを知っていただくことで、ご自身の鳥さんのトレーニングに応用しやすくなるといいなと思っています。
それでも、まったく同じことを試してみてもうまくいくとは限らないのがトレーニングの難しいところでもあります。
ちゃんとやってるのにうまくいかない…
という場合は、何かしらのポイントがうまく鳥さんに伝えられておらず、トレーニングの見直しが必要だと判断できます。鳥さんに適切に伝わらない方法でこの先ずっと継続したとしても、残念ながら改善は見込めないと思われます。そんな時は、トレーナーに相談していただけたらと思います。
トレーニングは、鳥さんに人がこうしてほしい、これはやめてほしいということを適切に伝えられるツールです。トレーニングを行うことで、鳥さんの行動を観察することになるので、鳥さんのボディランゲージを通じてたくさんの気持ちを受け取ることができるようになると感じています。そして、鳥さん側からしてみたら、大好きな飼い主さんと一緒にできる遊びの一環でありコミュニケーションの一つです。人側の一方的な希望を押し付けることは本意とはしておりません。そのため、飼い主さんが100%望むような改善につながらないケースもあることもご理解いただけたらと思います。
それでも、現在、鳥さんの困った行動にお悩みの方、他の飼い主さんと鳥さんの取り組みを知っていただくことで、あきらめずに自分もやってみよう!と思ってくださるきっかけになっていただけたら嬉しいです。
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<飼い主さんの声>ちえちゃん・文鳥|キャリートレーニング
・鳥さんのお名前:ちえちゃん
・鳥種: 文鳥
・ご相談時の年齢: 7才
・ご相談内容:キャリーに入れるとパニックになってしまう。体調の悪い時に病院に連れていくのは諦めるしかないと思っていました。
・飼い主さま:わかさま Twitter
・ご相談日:2020年9月18日(初回)、以降月1回ペースでご相談
・ご相談方法:オンライン

Q1:ご家庭で行ったトレーニング内容について:
➀キャリーの中にご褒美を置き、片手に誘導用のご褒美、片手に鳥を乗せ、興味を引けているか確認しながら導く
最初手前の方から、徐々に奥に誘導できるようにする。
興味が無くなったのを観察したら、リセットしてやり直す。
ご褒美(きゅうり、カナリアシード・コーン)
↓ここまでに約1か月
②キャリーの中に入ったら、入り口を閉める(警戒されてる)
閉じ込められたという感じにならないように、閉める手は前もって扉の近くに置く
警戒されている時に、私が無言で扉を閉める事に集中して緊張感を出していることを先生に指摘されて初めて気が付きました。遊び感覚でおしゃべりしながら~♪トレーニングは、見て貰う事が重要だな、、、と感じました。
③扉を閉めて、パニックになってなければ、キャリーを持ってみる。持って歩いてみる。
先生に言われた通りにおしゃべりしながら歩くとうまくいきました。
Q2:トレーニングを行っている時に難しかった点やうまくいかなかった点について:
先生に『明るく褒めてあげてーー』と言われても、褒め慣れてなく、『よーしよしよし』と言えない、言うものを忘れる、、普段から声かけ、褒め褒めを練習してます。
レッスンの際、上手く言った事も、復習している時に自己流になり、できなくなると、レッスン通りの器具や自分の位置関係など見直して、やり直したりしました。
